沢手米(さわてまい)は、江戸時代、輸送中に水に濡れ損じた年貢米である。
年貢米を遠国から輸送するのに、多くの場合、海路によったが、航海中に海水、雨水やその他によって米俵が濡れることがあった。 このために、年貢米の陸揚げの時、役人が検査して沢手米、腐化米(ふけまい)の有無を調査した。 濡れがはなはだしいものは大沢手米といい、その程度が軽いものは小沢手米といった。 沢手米、腐化米のために生じる年貢米の減損を補うために、欠米(かんまい)の制度が設けられた。
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『大日本農史』には、「後桜町天皇明和四年十一月、幕府に於て納米の条規を増訂して曰く(省略)船不足米、鼠喰、甘俵等の弁米代金、或は沢手米、同切替米、曂引、散米の払代金等巨細清帳へ記さする様致すべし」とある。